お笑い芸人、2丁拳銃の川谷修士さんを夫に持ち、自らも元お笑い芸人、現在は放送作家として活躍している野々村友紀子さん。夫の相方である小堀裕之さん(通称:ヘドロパパ)に向けた歯に衣着せぬ物言いが話題となり、最近は人気番組でひっぱりだこ。生粋の大阪人ならではのサバサバした性格で、さぞ育児もスムーズにやってのけると思いきや、現在中学生の娘さんが生まれたばかりの頃は、ワンオペ育児に行き詰まることもあったそう。

家族も近くに住んでおらず、親に救いの手を求めることができなかった野々村さんは、環境をどのように変えていったのでしょうか。

インタビュー・文/本間綾

地方出張で家にいない夫、
孤独を感じる初めての育児

レンタサイクルで仲良く遊ぶ2人の娘さん。写真提供/野々村友紀子

「旦那さんは決して育児を手伝ってくれないタイプではないのですが 、仕事の時間も不規則やし、地方出張も頻繁で、とにかく家にいない ことが多かったんです。旦那さんの実家は神戸で私は大阪。お互い実家が遠いし、友達もみんな大阪やし、気が付いたら丸一日誰ともしゃべらない日もあって、『こりゃ、ママ友がおらな終わるわ』って危機を感じたんです

そんな野々村さんがママ友を作るために向かったのは、子どもの定期健診なども行っていた近所の保健所。もちろん手ぶらではなく、“あるもの”を引っ提げて……。

「近所には売ってない珍しい外国製のおもちゃとか、かわいいマグケースとかをネットで買い集めてベビーカーにぶらさげ、“さぁ食いついてこい!”って、話しかけられるのを待ち構えるんです(笑)。そうすると『かわいい~、どこで買ったんですか?』って近寄ってくれる方がたくさんいて。だから『これネットで買ったんです。お住まいは?』って(笑)。今、思うとちょっと怖いなぁ、私(笑)。でもね、持ち物を褒めてくれるってことは趣味が似てるっていうこと。あと、保健所で会ってるから家も近所。健診のときだから、月齢も近い。パーフェクトなママ友が見つかるわけですよ」

そんな努力の甲斐もあって、意気投合できるママ友と知り合い、未だに交流があるそう。

「念願のママ友は何人かできたのですが 、お付き合いしていくうちに“なんか違うかなぁ”って思う人とは、お互いなんとなくフェードアウトしていって……。グループでのママ友付き合いが自分には向いていないこともあって、最終的には1人のママ友とめっちゃ仲良くなりました。お互い育児がしんどくなったら、どっちかの家に行って一緒にごはんを食べたり、旦那が仕事のときは2人で子どもを連れて出かけたり。肉体面でも精神面でもすごく助けられました。子育てって孤独を感じたらダメですからね。彼女の存在はとても大きかったです。

ドラマとか見ていたらママ友関係は大変そうだなってイメージもありますが、自分に合う人と自分に合った付き合い方をしていけばいいと思うんです。私の場合は少人数でしたが、グループでの付き合い方が合う人もいるし、人それぞれ。無理しない付き合い方が一番じゃないでしょうかね」

ママ友にもたくさん助けられながら、孤独なワンオペ育児を乗り切っていたそうですが、2人目のお子さんが生まれ、2歳差の姉妹をその状況で育てるのは予想以上に壮絶だったそう。