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米FRB、利下げは「成功」したのか

2020年の先に起きること

FRBの「利下げ」は成功した…?

米国株式市場は主要3株価指数が断続的に過去最高値を更新している。

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米中通商合意をめぐり、楽観論が浮上したことが追い風となったという解説がもっぱらだ。

仮に部分合意の成立を前提としたとしても、これほどリスク許容度を改善させていいものだろうかという疑義は抱かれるが、こうしたムードが続けば「FRBの予防的緩和は成功」という整理で終わりそうな雰囲気である。

しかし、本当にそのように考えて良いのだろうか。

 

少なくとも前回の利下げ局面が始まる直前の2007年8月時点でFF金利は525bpsあった。

ちなみにその前のITバブル崩壊を受けた利下げ局面が始まる直前の2000年12月には650bpsもあった。今回(2019年7月)は250bpsしかなく、現在は3回の利下げを経て175bpsだ(ターゲットレンジの上限を参照、上記図表)。