単なるインターネット上のサービスという枠を超えて、今や日常生活に欠かせないFacebook。皆さんは、何年前からFacebookを使われていますか?
私の場合、2011年2月24日から使い始めていたので、8年以上も前になります。使い始めた頃は、Facebookのユーザーは20代〜30代が大半だった印象を持っています。私にも年配の友人がいたのですが、総じて「ネットはオタクのもの」「SNSはなんか気持ち悪い」というリアクションでした。
それがいつしか、お会いした機会も無いご年配の方から友達申請を多くいただくようになりました。いきなり「キャッホー×キャッホー ビックリポンです」とチャットで挨拶された経験もあります。リアルで目上の方からそんな挨拶されたら、全身の産毛が逆立ちますよね。
「Facebookはおじさんとおばさんしか使っていない」と若者に言われるようにもなりました。さすがにそれは言い過ぎだと思いますが、私自身の感覚的にも以前より「おじさんとおばさんが多い」ような気がします。
果たして本当に「おじさんとおばさんしか使っていない」「おじさんとおばさんが多い」のでしょうか。調べてみました。
最適な資料として紹介したいのが、総務省が2012年から毎年発表している「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」です。先日、通算7回目となる2018年版が発表されました。
この報告書は、テレビ、インターネット、新聞、ラジオなど情報通信メディアの利用時間帯、利用目的及び信頼度等について10代〜60代計1500名に対してアンケート調査を行った結果が掲載されています。
どのメディアに、どれくらい時間を消費しているかを調査した「第一級資料」と評しても過言ではありません。この調査が現実社会を照らす全ての事実とまでは言い切れませんが、おおよそは当たっていると考えます。
この報告書には、ソーシャルメディア系サービスの利用率も記載されています。
Facebookは各年代でどれくらい利用されているでしょうか。2018年の結果は以下の通りです。
図1:年代別Facebook利用率(2018年)
表1:年代別Facebook利用率(2018年)
Facebookをもっとも利用している年代は、実は30代、そして僅差で20代でした。続いて40代、50代と続きます。
10代が少ないのが気になりますが、この結果を見る限り「Facebookはおじさんとおばさんしか使っていない、あるいは多いという話は、数字的にはフェイクである」と言えるかもしれません。