コスタリカの熱帯林、色鮮やかなカエルを発見

日本で「変人」扱いされた「熱帯女子」、アメリカで大学教員になる

あるリケジョの汗と涙の記録

私、変わってますか?

もともと数学・物理が苦手で、まさか大学で理系に進学するとは思ってもみなかった。そんな私がアメリカの大学院で熱帯林の樹木の研究をしてPh.D.(博士号)を取り、長年のポスドク(任期付きの研究員)生活を経て、現在はハワイ大学に教員として勤めているのだから、人生はわからないものだ。

今は昔、大学時代を振り返ってみると、「変わり者」扱いされることが多かったように思う。編集部の方には「女子」と冠して頂いたが、今でも「女子って…」と顔をしかめそうな人が何人か思い浮かぶ。

大学時代に飼っていたニホンヤモリ
 

今でも、あまり変わっていない気がするが、変わり者扱いされた理由の一つに、日本の女性的でないことがあるかもしれない。例えば、私は大学時代、トレーナー、ジーンズ、スニーカー、リュック、という格好が多かった。アメリカだと、そういう女子大生も多いのだが、日本の女子大生は、おしゃれな人が多かったので、私の格好は浮いて見えたのかもしれない。

生き物が好きで、いろいろな生き物や植物を育ててきたが、その選択も、あまり大衆受けするようなものではなかったかもしれない。大学時代には、気づいたら部屋に、藻類から被子植物まで、植物門※1が揃っていたことがあるが、被子植物でも、滅多に花が咲かないものが多かった。

最後に飼った「ペット」は、ニホンヤモリだった。大学時代、木から落ちてきた子を拾い、うっかり情が移って飼い始めてしまった。秋だったので、生き餌を採るのに苦労し、その内、虫を見つけると、私が「餌!」と認識するいう条件反射ができ上がった。留学先に連れて行く前に死んでしまい、それ以来、ペットは飼わないことにしている。

※1 門(もん)…生物分類の基本的分類階級のひとつ