やさしい夫がいるのに…
追い続けてしまう元カレのSNS

大森早智子(仮名・42歳)は、大学を卒業以来、同じ不動産会社に勤めている。35歳で結婚した現在の夫とは、ひどい振られ方をした元カレと別れて1年経つか経たないかの頃、友人の紹介で知り合った。

「普通の大学を出て、普通の会社に勤めている、普通の容姿の、普通にまじめな」彼とは、自然なかたちで交際がスタート。半年後には結婚が決まった。「うまくいくときはこんなにスムーズにいくものなんだなと不思議な気持ちでした」。41歳のとき、不妊治療の末に長男を出産。認可保育園への入園も決まり、まもなく職場に復帰する。

「子どもはかわいいし、夫もやさしいです。狂おしいほど愛しているかと問われれば首をかしげますが、実直で生真面目な夫と一生添い遂げたいと思っています」

そんな早智子さんには夫には言えない小さな悩みがある。元カレのフェイスブックをチェックすることがやめられないのだ。

気持ちが残っているわけではありません。むしろ憎んでいます。でも、3日に1度、元カレのフェイスブックを見てしまうんです……」

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結婚を考え、親にも紹介したはずが

産休中、軽い気持ちで検索をかけたことがきっかけだった。元カレはフェイスブックの公開範囲を誰でも見ることはできる設定にしているので、「友達申請しなくても投稿が読めてしまうんですよ、残念なことに」といって早智子さんは苦笑いを浮かべた。

今の生活が大切だし、幸せに感じている。元カレと会いたいと思っているわけでもない

「8年間、付き合い、半同棲のような状態で、いつかは結婚をと親にも紹介を済ませていました。でもある日、突然、『ほかに好きな人ができた』と一方的に別れを告げられたんです。驚きのあまり、何も言い返すことができませんでした。あの時ああ言ってやればよかったと、今もくやしく思っています

それでも、いや、だからこそ、元カレのことが気になって仕方がない。