ときめくのはこの人じゃない…

「恋愛はいつだってしていたいなと思っています。人に愛されない、恋愛のない人生なんて、なんの意味があるのでしょうか。でも、なかなかうまくいかなくて」

出会いを求め、30代中頃から婚活アプリなどで婚活を始めた。知人にも自分に合うような独身男性がいたら紹介してほしいと声をかけた。快活でルックスの良い由香里さんは、さまざまな男性から声がかかる。何度かデートをし、交際に発展した男性もいる。でも長くは続かないのだという。

「学歴や容姿にこだわっているわけではないんです。でもつい思ってしまうんですよ、この人にはときめかない、この人じゃないなって」

彼女の心のなかには、今なお大学時代に付き合いはじめ、就職後もしばらく付き合った彼が存在しているという。それも、かなりの特等席に。元カレは一流大学出身で大手都市銀行に就職。しかも、(彼女の話によれば)なかなかのイケメンだという。その高スペックな彼と、どうしても比較してしまうのだ。

きらきらと輝いた恋愛をもう一度

40になるかならないかの頃、友人の紹介で1~2歳年上のバツイチの男性と食事をした。「その時、私に紹介されるのは、もうこういう感じのおじさんなんだなって痛感しました。自分の年齢を考えれば当たり前のことですが、その現実を目の当たりにさせられたことは大きな衝撃でした。

大学時代の元カレに未練があるわけではありません。あの時の彼も、あの時の私ももう存在しないことも理解しています。それでも、あのときめきをもう一度味わいたい、あれこそが恋愛だという思いが消せなくて。そして、結婚するなら、そのときめきが継続する結婚生活を送りたいんです。

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友人たちには、『結婚生活はそんなもんじゃない』『そんな結婚はありえない』と言われますが、正直、『それはあなたのことでしょう。私は違うの』と思ってしまいます。私はあの頃のような、きらきらと輝いた恋愛、そして結婚をしたいだけなんです。それを望むのはそんなに贅沢なことなのでしょうか」