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六代目山口組を早くも震撼させる「高山若頭恐怖政治」の復活

弘道会ナンバー2人事の意味するもの

神戸山口組壊滅作戦へのシフト

六代目山口組の高山清司若頭は府中刑務所を出所後、早速、若頭業務に復帰し、矢継ぎ早に弘道会と六代目山口組のテコ入れに動き始めた。

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弘道会では、若頭をそれまでの中野寿城(山本組)組長から野内正博(野内組)組長に差し替えた。こうした人事の意味を探ることは難しいが、西日本の中立系団体幹部によれば——

「中野さんはかつて岐阜刑務所で中田広志・山健組組長と一緒だった時期があり、そこで兄弟分になった。二人は今でも立場を越えてツーカーの仲らしい。

中田組長は今年8月下旬から10月まで消息不明の時期が続いたが、これは神戸山口組の井上邦雄組長が何か理由は分からないけど、中田組長を手ひどく殴った。それを怨みに思った中田組長は神戸山口組から離脱しようと考え始めた。その相談に乗ったのが弘道会の中野若頭(当時)だったといいます。

つまり六代目山口組には、このパイプを使って山健組の中田組長を引っ張り、山健組を総取りするのは無理としても、分断ぐらいしようとする作戦が出来上がりつつあった。だが、出所してきた高山若頭はこの策を取らず、あくまで神戸山口組壊滅路線に固執した。それが今回の野内若頭への切り替えです。

中野さんは若頭の首を切られ、舎弟に追いやられて無力になったから、この作戦は頓挫。中田組長はすごすご古巣の神戸山口組に戻らざるを得なかった。もちろん井上組長はこの間の事情をある程度承知し、中田組長との間にすきま風が吹いている」