「家族ファースト」を口にできる環境に

今回のワールドカップ日本代表チームでとても素敵だなと感じたのが、家族ファーストを堂々と語る選手が増えたことです。特に海外出身の方のコメントはみなさまも覚えているのではないでしょうか。もちろん日本人選手も陰で支えてくれた家族への感謝の気持ちは、言い切れない程あると思います。ただ、日本らしさなのか、公の場で感謝を伝えることはこれまであまりありませんでした。

-AD-

日本のラグビー文化のみならず、普段の暮らしでも感謝を口に出して伝えることの大切さを見つめ直すチャンスがきたと思います。ワールドカップ後半のインタビューで多くの選手が言っていたように、ラグビーはチーム31人で戦っているのではなく、家族、スタッフ、サポーターの応援があるからこそ戦い続けられるのです。

このグローバルな考えを日本ローカルでも使えるよう、今後もOne teamで歴史の壁を破り続けて欲しいです。

我が家は残念ながら夫がワールドカップ直前でメンバー落ちをしてしまい、最終合宿には参加できませんでしたが、それでも海外遠征とフランスへの移籍などで年間の半分以上は家にいませんでした。それを辛いかと聞かれたら……正直言うともっと家族が一緒にいやすい環境ができたらいいなとは思います。そうそう、多くの方が見に来てくださることでラグビー界も豊かになっていき、それによって選手たちの環境もよりよくなるとも思います! そのためにも選手はさらに頑張っていい試合をしないといけませんね。

私自身もラグビーは大好きですし、夫をはじめ選手がどれだけの思いで練習に励んでいるかはわかっています。今はとにかく、心から応援して、頑張っていくしかありません。

この夏まで所属していたパナソニックワイルドナイツの試合児の山田さん一家。応援する観客と共に。現在はNTTコミュニケーションズに所属している 写真提供/山田ローラ