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「ダサい」池袋が、ここへきて「最先端の文化都市」に激変したワケ

知られざる歴史があった

次々と生まれるエンタメスポット

近年、大きく変貌しつつある池袋。とくに東口の変わりようは目覚ましく、しばらく顔を見ないでいたら、いかにも当世風の大都市然とした様相に、すっかり面食らってしまった。ビックリガードの横、線路をまたぐ西武ホールディングスの新本社ビル、ダイヤゲート池袋(2019年3月竣工)も威容を誇る。

南池袋公園

兆しは数年前からあった。そのひとつは、敗戦後の区画整理事業で1951年につくられた南池袋公園の再生(2016年4月)だろう。広々とした芝生広場や多目的広場、子どもが遊べるキッズテラス、桜の樹が植わったサクラテラス、カフェレストランがあり、イベントやワークショップも頻繁に開催。家族連れや大勢の人でにぎわう憩いの場として親しまれている。

 

ジュンク堂書店の裏手、シアターグリーン(1968年に池袋アートシアターとして仙行寺境内に開場。1971年に改称)などのある界隈は、繁華街が近く、風営施設も少なくない。寺院や墓地に囲まれていることもあってか、日中から仄暗い雰囲気で、若干怖いような印象だったが、公園の変化にともない、周辺も一気に明るい空間になった。

新たな商業施設も次々と生まれている。2014年9月に開業したWACCA池袋は、人と人とがつながる空間づくりをコンセプトに設計・運営されており、とくに〈食〉がテーマの店舗やイベントが目を惹く。

グランドシネマサンシャイン

今年7月には、地元で長年愛されてきた映画館、シネマサンシャイン池袋が34年間の歴史に幕を下ろし、同月開業したキュープラザ池袋の4階から12階にグランドシネマサンシャインとして生まれ変わった。計12スクリーン、2443席を有する都内最大級のシネマコンプレックスは、若年層を中心に新たな映画ファンを池袋に呼び込む起爆剤になるだろう。