11月26日「はやぶさ」が小惑星イトカワに着地(2005年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

2005年のこの日、日本の小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」に着地し、表面の岩石の採取を行いました。

「はやぶさ」は2003年に宇宙科学研究所が打ち上げた探査機で、小惑星からのサンプルリターンに初めて成功したことは、みなさんもご存じかと思います。地球から3億km離れた場所で行われたイトカワでのサンプル採取は困難を極め、無事にサンプルがカプセルに入ったのかどうかも不明なまま、地球への帰路へとついたはやぶさですが、その道のりも平坦なものではありませんでした。

しかしはやぶさは、エンジンの不調や、姿勢制御の喪失などさまざまなトラブルを乗り越えて、2010年6月13日に奇跡の帰還を果たします。このプロジェクトによって得られたイトカワのサンプルを詳しく分析することで、小惑星イトカワの形成史などもわかってきました。

【図】イトカワのできるまで
  イトカワのできるまで 参考:JAXA・HP

こうした知見は、その後の日本の宇宙開発にとってかけがえのない財産になっています。

2014年には後継機「はやぶさ2」が打ち上げられ、2018年に小惑星「リュウグウ」に到着、タッチダウンののち2019年11月にリュウグウからの帰還航行に入ったことは記憶に新しいところです。

【イラスト】はやぶさ2
はやぶさ2 CG iluustration by JAXA

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小惑星探査機「はやぶさ」の超技術
プロジェクト立ち上げから帰還までの全記録

どうやって「はやぶさ」プロジェクトを成功に導くことができたのか。約7年にわたる宇宙の旅で、何度も絶体絶命と思われた状況を切り抜けプロジェクトを遂行できた本当の理由とは? 企画立案時から開発、運用に携わってきたプロジェクトリーダーと技術者、研究者たちがその時何を考え、どう行動してきたのか、その舞台裏がはじめて明かされます。