2019.11.22
# エンタメ

『プリキュア』最新作が伝える、女性が「自分で道を切り開く」ヒント

向井千秋 × プリキュアP対談
向井 千秋, 柳川 あかり プロフィール

向井 1983年に宇宙飛行士の募集の情報があったんです。驚いたのは、それがパイロットではなくて、医者や技術者など地球上で仕事をしている人を宇宙に送って仕事を展開していく、というものだったこと。地球上の仕事が宇宙でできる、そういう時代に私たちは生きているんだと感動して、宇宙に行きたい、外から地球を見たいという欲求が沸いてきたんです。

向井千秋さん
 

柳川 私も宇宙には長く興味を持ってきたのですが、『ET』『スタートレック』『セーラームーン』といった作品を通じた、ファンタジーからの興味でした。自分の日常から遠く感じる世界が、この広い宇宙のどこかには存在しているかもしれない――そこにすごくロマンを感じたんです。

その興味がより具体的になったのが、高校のときでした。向井さんと私は同じ高校の出身なのでご存知かもしれませんが、私たちが卒業した高校には宇宙授業というのがありまして……。

向井 あっ、知ってます。私が卒業した後ですが、宇宙授業を始めると決まったときに相談をされました。素晴らしいアプローチだなあと思いました。今も続いているんですね。

柳川 はい。宇宙授業という名前ですが、必ずしも理系的に宇宙について学ぶというだけではありませんでした。宇宙×ファッションデザイン、宇宙×詩といった、文系理系の境界を越えながら、様々な切り口で宇宙を学ぶ授業をやっているんです。この授業を受けて、宇宙を語るにしてもいろんな切り口と広がりがあるんだなと知り、その延長線上で宇宙がとても哲学的な題材であるという印象を持って、大好きになったんです。『プリキュア』に宇宙というモチーフを絡めようと思ったのも、それがきっかけですね。

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