2019.11.23

最強のチーム(組織)が、なぜか絶対に「思いやり」を大切にするワケ

運は親切をした相手の背中から来る
大原 浩 プロフィール

運は親切をした相手の背中から来る

しかし、とても悲しいことだが、世の中には「思いやりがまったく通用しないのではないか」と思えるような、個人、組織、国家が存在するのも事実である。

最初から偏見を持つべきではないが、そのような個人、組織、国家に対しては「思いやり戦略」を修正して断固たる態度をとるべき時があるとは思う(「思いやり」よりも「利己心」がはるかに勝った人々は存在する)。

注意しなければならないのは、「思いやり」をかけた相手から「思いやり」がかえってくるとは限らないということである。

 

筆者が執行パートナーを務める人間経済科学研究所代表パートナーの有地浩と一緒に勉強会を開いていた「客家大富豪の教え」(甘粕正著、PHP研究所)は、第1の金言<運は親切をした相手の背中から来る>から始まる。

つまり、「だれかに親切にすれば必ずそれを見ている人がいて、目撃した人やその関係者からまわり回って運がやってくる」ということである。

「思いやり」を持続させることが難しいのは、目先ではその「思いやり」が相手からかえってこずに、無駄なことをしているように思えることが多いからだ、

しかし、筆者のように人生を長く生きていると、長い年月の間には「良い行いも悪い行いも、社会を通じて自分の身に帰ってくる」ということを肌で感じる。別に説教するというわけではなく、どちらがより有利な戦略であるかということだ。

昔のように40年、あるいは50年というような短い人生であればうまく機能しないかもしれないし、20代の時にはその実感がないのも当然であろう。

しかし、時代は移り変わって、平均的な人生は80年以上もある。長生きすればするほど「思いやりは社会を通じて自分にかえってくる」と感じるはずだ。

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