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最強のチーム(組織)が、なぜか絶対に「思いやり」を大切にするワケ

運は親切をした相手の背中から来る

「思いやり」は人間とサルの境界線かもしれない

筆者は、近代経済学が「標準」とするような「合理的経済人」、つまり、金の損得だけで動く人間ではない(たぶん……)と思っているが、マハトマ・ガンジーやマザー・テレサのように博愛に満ちたと言われる(実際はどうかはわからない)人々とも全く違う。

おおむね、都民ファーストならぬ「自分ファースト」であり、「まず自分。そして余力があれば次に他人」の基本ポリシーは一貫している。

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ただ、若いころは今よりももっと利己的な人間であったと思う。「俺が……俺が……」病にかかったかのように、自己主張・自我・自分の利益を押し通すことに執着していた。

そのころは「君も人生経験を積んだらわかるよ」という年配(今の筆者と大して違わない年齢であったが……)の方々のアドバイスに対して「じじいが何をほざいている」と心の中で思っていた。

 

たぶん、今の若者たちも筆者の述べることに同じ感想を持っているかもしれないが、それは全く構わないと思う。

不完全で未熟であることこそが若さの本質であるし、そもそも筆者を含めた「じじい連中」も、ぴんキリである。そして、もちろん老人たちも多くの間違いを犯すから、若いエネルギーを頼りに、しゃにむに突進したほうが良い結果を生むかもしれない。

特に最近は、少子高齢化で日本人の平均年齢は50歳近くになっている。平均年齢が20代であることも珍しくないアジアの新興国などと比べたら活力が足りないのは明らかで、「若さ」こそが現在の日本に最も欠けているものかもしれない。