# がん

「〇〇でがんが消える」って本当? 実はほぼ科学的根拠がなかった!

むしろ「害」すらある
村上 和巳 プロフィール

がん民間療法の「科学評価」とは…?

医療では治療に伴って患者を苦しめる心身症状の予防・改善を目指す「緩和ケア(緩和医療)」があり、特にがんはこうした緩和ケアが最も盛んにおこなわれている領域である。

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そうした緩和ケアを専門とする医療従事者が所属する日本緩和医療学会は、がんに関する補完代替療法の医学的論文を検索して、その科学的信頼性を吟味した結果を「がんの補完代替療法クリニカル・エビデンス(2016年版)」として公表している。

この中で取り上げている補完代替療法は「健康食品」、「マッサージ」、「アロマテラピー・マッサージ」、「運動療法」、「ホメオパシー」、「アニマルセラピー」、「リラクゼーション」、「音楽療法」、「鍼灸治療」、「ヨガ」。

 

その結果から、これらが「がんに伴う身体症状を軽減するか?」、「がんに伴う精神症状を軽減するか?」、「全般的なQOL(生活の質)を改善するか?」、「何らかの望ましくない有害事象を引き起こすか?」、「検査・治療などに伴う有害事象を軽減するか?」、「予後を改善するか?」という各命題について現時点の評価を示している。

最後の「予後」とは、要はがんが縮小したり、消失した結果として長生きできているか否かというものだ。

その結果は以下のようになっている。

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