# がん

「〇〇でがんが消える」って本当? 実はほぼ科学的根拠がなかった!

むしろ「害」すらある
村上 和巳 プロフィール

生活費を切り詰めながら…

しかも、医療機関で受けている医療保険を利用した治療の自己負担分は、こうした補完代替療法とはまた別にかかる。

下手をすれば、年収に占めるがん治療関連費用が20%に達している人がいても不思議はないわけだ。

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また、冒頭で述べたように高齢になればなるほどがんを発症しやすいため、定年退職後のリタイヤ層でがん治療を受けている場合も多い。

この層では年収が前述の441万円を下回っていることもあるだろう。そうなれば補完代替療法に毎月約6万円も支払うのは難儀だ。

 

そもそも住宅費、食費、光熱水料費といった基本生活費以外に毎月約6万円も自由に使える人の方が稀なはず。結局「命に代えられるものはない」とばかりに、基本生活費などを切り詰めながら補完代替医療への支出を捻出しているケースも少なからず存在するだろう。

ちなみに全国実態調査によると、補完代替療法を利用していると回答したがん患者が期待していることは(複数回答)、「がんの進行抑制」が67%、「がんの治癒(治る)」が45%、「症状の軽減」が27%となっている。

問題はこうした金額に見合うだけの効果が補完代替療法にあるのかだ。

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