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# がん

「〇〇でがんが消える」って本当? 実はほぼ科学的根拠がなかった!

むしろ「害」すらある

「○○でがんが消えた」は本当か

1981年以降、日本人の死因トップであるがん。遺伝子変化の蓄積で発症するがんは、高齢者ほど発症しやすく、先進国有数の高齢化社会を迎えた日本は、今後もがん患者の増加はほぼ確実である。

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がん治療は過去四半世紀で急速に進歩したものの、がん細胞はヒトの正常な細胞を超える様々な生存の仕組みを持っており、その制圧はまだまだ困難だ。

現在がんも含め、様々な病気の治療については、関係する専門家が結集した医学系学会で過去の研究結果を批判的に吟味し、そのうえで科学的根拠に基づいて一定の効果が認められる治療法を「標準治療」としてまとめた「診療(治療)ガイドライン」が存在し、治療はおおむねこのガイドラインに沿って行われる。

ところがインターネット上では、とりわけがんに関して、こうした標準治療には該当しない、健康食品などを挙げて「○○でがんが消えた」などとする情報は多い。いったいこのようなものはがんに有効なのか?

結論からいえば、「否」だ。

 

そもそも健康食品や特殊な効果を謳った様々な商品や治療法など、前述の「標準治療」に分類されていない様々な治療法は、医学的に「補完代替療法」と総称される。

そして少なからぬがん患者がこうした治療を行っていることが過去の調査で判明している。