年収1200万円夫婦が、4000万円の住宅ローンで「地獄を見た」ワケ

失敗に学ぶ、正しい借り方・返し方
平井 美穂 プロフィール

住宅ローンの組み方が、ますます難しくなっている

20年以上住宅ローン相談を行っている筆者のところには、何年経っても相談に訪れる人が減りません。むしろ、最近では不動産価格の高騰、金利低下(カネ余り)、晩婚・非婚化といった特有の社会問題により、「借り過ぎ」や「返済年齢の高齢化」といったローンのリスクがより一層高まっています

住宅ローンの返済に行きづまる人の共通点は、借りる時に将来の家計の変化を予想できていなかったという点です。住宅ローンは約30年もの長い期間返済が続くので、時間の経過に伴う家族の状況や家計の変化をきちんと予測し、長期的な視点で対策を打つ必要があります。

 

ローンで苦しむようなことは絶対避けたいと思うならば、最低でも、定年退職時のローン残高と退職金見込み額は必ず確認するようにしてください。

さらに、今後の収入と支出の推移を予測し、定年までにいくら貯蓄が出来るのか、年金の見込額はいくらなのか、こうしたこともきちんと確認した上で無理のない返済計画をあらかじめ立てておけば安心です。

夢のマイホームを手に入れるために借りたはずの住宅ローンが、家計を圧迫する地獄のローンとならないようくれぐれもご注意を。