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韓国、経済は減速中なのに「失業率は低下」の異常事態

いったいこれはどういうことだ

いびつな失業率

韓国の経済指標を見ていると、やや違和感を持つことがある。

その一つが労働市場に関する数字だ。

韓国景気は明らかに減速しているはずだが、完全失業率が幾分か改善している。

特に8月の改善幅は大きかった。

通常であれば、景気が減速するのであれば、雇用環境は悪化し失業率は高まることが多い。

ところが韓国の指標をみると、景気が減速して失業率が低下している。

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その背景には、文政権が高齢者の短期雇用を増やしていることが影響しているとみられる。

それと反対に、働き盛りの若い世代では雇用状況は明確に悪化しているようだ。

若年層の失業率はかなり悪化しているといわれている。

そのため、韓国の労働市場はかなりいびつな状況になっていると考えられる。

若年層には不満がたまりやすいことが想定される。

また、30~40代の雇用状況は、消費を中心に経済全体に大きく影響する。

今後、韓国経済の減速に伴い、中小企業などには更なる下押し圧力がかかると、国民の間に不安や不満が蓄積することが考えられる。