沢尻エリカを「一斉攻撃」した、日本社会の恐ろしさ

「別に」事件とはなんだったのか
堀井 憲一郎 プロフィール

『母になる』を見るまで、忘れていた。

そう。沢尻エリカは、こういう「困難があっても真っ直ぐに生きる」と役を担っていたのだ。まじめに生きようという力を与えてくれる女優だったのだ。

2006年『タイヨウのうた』から11年。20歳まで生きられるかと悩んでいたあの娘が(『タイヨウのうた』はそういうドラマでした)、もう母になっている(ドラマの中でですが)。

高校のときの憧れの美少女が、卒業以来11年ぶりに会ったら、母になっていたという感じだ。

 

同い年の上野樹里・北川景子・石原さとみ

20代の沢尻エリカのドラマをほとんど見ていない。

彼女の同世代の女優は何を演じていたのか、それを少し振り返ってみる。

沢尻エリカは1986年の4月生まれである。

同年生まれの女優には、5月生まれの上野樹里、8月生まれ北川景子、12月生まれの石原さとみがいる。この4人は同い年なのだ。なかなか壮観だ。

この沢尻同学年女優3人がどういうドラマに出ていたか、見てみる。

いちおう沢尻エリカ『タイヨウのうた』2006年以降に出ていたドラマを並べる。

上野樹里上野樹里〔PHOTO〕gettyimages

上野樹里。2006年の『のだめカンタービレ』で大きくブレイク、そのあと『冗談じゃない!』『ラスト・フレンズ』『素直になれなくて』ときて、2011年大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜 』の主演、少しあいて『アリスの棘』、『ウロボロス』、『家族ノカタチ』と出ている。

北川景子北川景子〔PHOTO〕gettyimages

北川景子は2007年『モップガール』があり、『太陽と海の教室』、『ブザー・ビート』、『月の恋人』の月9・月9・月9と来て、『LADY』、『謎解きはディナーのあとで』、『悪夢ちゃん』、『独身貴族』のあと、また月9『HERO』があって、『探偵の探偵』、『家売るオンナ』となっている。

石原さとみ石原さとみ〔PHOTO〕gettyimages

石原さとみ。2006年は『Ns'あおい』、『花嫁とパパ』、『パズル』、『ヴォイス』と出て、2010年に3本『左目探偵EYE』『逃亡弁護士』『霊能力者 小田霧響子の嘘』、そのあとは『ブルドクター』、『リッチマン、プアウーマン』、『失恋ショコラティエ』、『ディア・シスター』、『5→9〜私に恋したお坊さん』、『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』と出てる。

ちなみに石原さとみは、2003年NHK朝ドラ『てるてる家族』の主演、そのとき姉役で上野樹里も出ていた。