韓国で流行語に!?軽蔑される中年男性「ゲジョシ」の特徴10

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金 敬哲 プロフィール

青年世代の反撃の狼煙

韓国で「犬」という言葉は、相手を蔑む接頭辞としてよく使われる。ひどく汚れた席のことを「犬場(ゲパン)」といい、人をけなす時は「犬のような○○」「犬以下の○○」と言ったりする。

 

人類最高のペットである犬が、なぜ韓国でこれほど冷遇されるのかという議論はさておき、犬をおじさんと合体させた「ゲジョシ」という造語の誕生は、韓国の中年男性に大きな衝撃を与えた

韓国では、「ゲジョシ」は、既得権者である中年男性に対する青年世代の反撃の狼煙と言われる。社会的な強者である中年男性への不満を、若者たちは自分が強者になれる「インターネット」空間で、造語の形で吐き出したのだ。そして、これがオフラインにまで進出した。

韓国の中年層が青年だった時代は、上司や年長者の権威的な行動を容認するムードがあった。かつては部長、あるいは課長、いや係長でさえも、部下たちの前で大言壮語し、気に入らない行動を指摘するのはもちろん、自分が生きてきた時代と比べて「昔はこうだった」と部下を叱った。

しかし、現在の韓国社会は、中年男性にも厳しい視線を向ける。「ゲジョシ」という言葉を作り、彼らが何気なくとってしまう行動を一つ一つ指摘するのだ。

職場にお客さんが来たとき、女性社員にコーヒーを頼むと「ゲジョシ」になる。部下に30分早く出勤して会議の準備をするよう頼んでも「ゲジョシ」になる。飲み会で携帯電話ばかり見ている部下を注意しても「ゲジョシ」になる。そんな世の中になったのだ。

部下の機嫌を取るしかない

20年前、青年だった彼らが当然と思っていた上司の行動が、今や社会的な指弾を受ける「パワハラ」になってしまった。今を生きる韓国の中年層は、「ゲジョシ」というレッテルを貼られないよう不断の努力をしなければならない

前出のファンさんも、ゲジョシからの脱却に向けて勉強を開始した。

「最近、インターネットで『アジェ・ギャグ(親父ギャグ)』を学んでいます。あと、娘や妻に、『こんな話をされたらどう思う?』と訊いたりして、女性社員に対する接し方を学んでいます。仕方ないですよ。

管理職である私は、部下からも評価を受けなければなりません。若い部下たちに良くない評価でもされたら、人事で不利益を受けます。私のほうから彼らの機嫌を取るしかないのです

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