芸能界を去って20年、上岡龍太郎の「見事な生き方」に学ぶ

「ボクの芸が通用するのは20世紀まで」
週刊現代 プロフィール

過激さとインテリジェンス

高校卒業後、ロカビリーバンドのメンバーとして活動していた上岡さんは、1960年、横山ノックに誘われ横山フックと「漫画トリオ」を結成。正統派漫才で上方芸能界に旋風を起こした。

'68年に漫画トリオが解散すると、上岡龍太郎の名前で活動を開始。立て板に水のごとき流暢な話術と、博覧強記に支えられたユーモアと毒舌が受け、「恵まれない天才、上岡龍太郎です」の決まり文句とともに、関西芸能界のトップタレントとなる。

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毎日放送の元プロデューサー、影山貴彦・同志社女子大学教授がその魅力を振り返る。

「『芸人なんて暴力団と一緒や』『政治家になった芸人はおるけど、芸人になった政治家はおらん。だから、芸人のほうがエラい』といった、過激さのなかにユーモアとインテリジェンスがある発言で人気を呼びました。

 

『ナイトスクープ』の初代局長を筆頭に、笑福亭鶴瓶さんとのトーク番組『鶴瓶上岡パペポTV』、島田紳助さんと毎週実験的な企画に挑んだ『EXテレビ』など、テレビバラエティ史に残る番組のメインをいくつも務められた。

30代以上の関西人で、上岡さんの番組を見たことがないという人はほとんどいないと思います」