男性は自信がないとフラートできない

相手を勘違いさせる行動を続けたあげく、告白されたら「そんなつもりじゃなかった」と返す女性は、世の中に星の数ほどいる。悪気のあるなしは別として。

男性の多くは、「女性と2人で食事に行くとき、下心がないことはありえない」と考えているが、多くの女性は「何とも思っていない相手とも食事くらい行く」と考えている。誤解と悲劇が生まれるのは当然だ。

でも凌は男で、その凌が複数の女性にフラートをするってことは、それぞれに対して下心はあるってことじゃ……? ということになるが、確かに下心はないわけではないだろう。だが、深い意味はない。だからフラートなのだ。

そして、男性の場合、フラートができる人間がそもそも女性より少ない。多くの男性は、「気持ち悪いと思われるかも」「その結果、避けられるかも」という恐怖心があるため、女性を可愛いと思っても口にすることができないからだ(これは職場のセクハラ問題にも通ずる)。

凌が気軽にフラートを連投できるのは、それをして傷ついたことがないからだろう。男としての自分に自信があり、女性に嫌がられることはないだろう、という確信を持っているはずだ。

じゃあ、凌のようなタイプは永遠にいろんな女性にフラートをし続けるのか、永遠に無敵なのか、というと、そんなことはない。難攻不落の本命ができたら、いつものペースが崩れることは大いにあり得る。

私は仕事の一環で恋愛の電話相談を受けているのだが、男性から相談を受けて、「その感じで本命にも行けばいいのに!」と歯がゆくなることが多々ある。何とも思っていない女性にはポンポン誘えてオラオラ行けるのに、本命には慎重になるのだ。モテる男性であっても、それは変わらない。本気で誰かを好きになったならば。

凌はフラートはするけれど、いわゆる悪い男ではないのでは、と私は感じている。ある種のマナーとしてフラートをしているところがあるように思えるのだ。

凌と愛華、恋愛上級者同士のフラート合戦は見モノ〔PHOTO〕テラスハウス公式Twitterより

MCの山ちゃんが「愛華と凌の会話が完全にキャバクラ」と言っていて笑ったが、言い得て妙である。凌にとってフラートはサービスであり、その場を楽しく盛り上げる気遣いの一環なのだと思う。