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# 自己啓発

稼げる人が「会社の評価」より「市場価値」を重視するワケ

「40歳の年収水準」が重要だ
同じ仕事をしているのに、「稼げる人」と「稼げない人」がいる。一体、その差はどこで生まれるのだろうか? 元外資系人事コンサルタントで、著書『稼げる人稼げない人の習慣』がある松本利明氏によれば、「稼げる人」は会社からの評価よりも「市場価値」を重視するという。歳をとってから「稼げない人」にならないために、知っておくべき大事なことを教えてもらった。

あなたの市場価値はいくら?

「あなたの市場価値はいくらですか?」と聞かれて、あなたは即答できますか?

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結構ビビりますよね。でもご安心ください。市場価値はあなたのポテンシャルやスキル、経験、資格で決まるものではありません。

市場価値とは、「仕事の値札」です。労働市場の中で、業界、組織規模、職種、職位などによって決まります。

システム開発の現場でまったく同じ仕事をしているのに、小規模の下請け企業からの派遣だと報酬は低くなり、元受けや大企業から派遣されたほうが同じ仕事でも高い報酬を貰えます。まさに、それこそが市場価値の差です。

同じ人事課長の仕事でも、介護福祉業界の場合、年収は平均437.5万円です。ところがテレビ業界になると、1500万円は超えます。

 

同じ仕事で同じ役職でも、業界が違うだけで3.5倍の報酬差が生じます。

同じ仕事をするなら高年収を貰える業界にいたほうが、割は良くなります。逆にどんなに優秀で成果を出していても、報酬水準の低い業界にいると高年収は貰えません。

稼げない人は評価を求めて頑張る傾向がありますが、稼げる人はドライです。同じ仕事をするなら、高い報酬を貰える業界や会社を狙います。

もちろん、仕事はお金だけではありません。世の中の役に立つかどうか、やりがいを感じられるかどうかなど、トータルに仕事を選ぶ訳ですが、稼げる人は同じ条件なら、より多く稼げる業界や会社のほうを選びます。

報酬を調べるのは簡単です。厚生労働省が毎年発表している「賃金構造基本統計調査」で、業界、規模、職位、職種別の報酬を知ることができます。