閲覧注意…事故物件紹介サイト「成仏不動産」が見た「孤独死現場」

【短期連載】孤独死の部屋(1)
小泉 カツミ プロフィール

「発見までに時間が経過し、まだ気温が高かったこともあり、ご遺体は腐敗が進んでいたようです。部屋の真ん中に人型の黒い体液がこびりついていて、フローリングの下まで体液が染み込んでいました。体液をすべて落とさないかぎり、死臭が取れることはありません。薬剤を用いて除去していきました。

特殊清掃の現場は防護服が欠かせません。感染症を防ぐ目的はもちろん、臭いを少しでも遮断しないと、作業を続けることが不可能だからです。それほどまでの凄まじい腐乱臭が、防護服を脱いだあとも鼻の穴にこびりつきます」(有馬さん)

孤独死現場の特殊清掃の様子。フローリングの下まで体液が染みていた(提供:成仏不動産)
 

死因がわからないことも

成仏不動産では、上記のように孤独死が起きた物件を実際に見に行って状況を把握することも多々ある。前出の佐藤さんが言う。

「警察が入り、遺体を撤去した後に調査するため、死因がわからないこともあります。先日特殊清掃の業者さんから連絡があって同席した現場は、生活保護を受けていた方が亡くなられたケースでした。孤独死、もしくは自然死、死因はわからないとのことでした。

部屋に入ってすぐに違和感を覚えました。小綺麗に片付けられていて、どこで亡くなったのか分からない。けれども、たしかに死臭はある。清掃業者さんがおもむろにクローゼットを開けると、その中に固まった体液がありました。それで清掃業者さんはぽつりと『たぶん、自殺だな』と」