写真提供:成仏不動産

閲覧注意…事故物件紹介サイト「成仏不動産」が見た「孤独死現場」

【短期連載】孤独死の部屋(1)

日々増え続ける「事故物件」

「事故物件」という言葉を聞いて何を思うだろう。

「自殺かなにかで人が死んじゃって安い家賃になったアパートとかのことでしょ?」

「幽霊が出るような物件のことだよね」

2012年、一人暮らしの70代女性が孤独死した東京都内の戸建て(写真提供:成仏不動産)
 

――事故物件とは何か。あえて定義づけるならば「不動産取引や賃貸借契約の対象となる土地・建物や、アパート・マンションなどで、その物件の本体部分もしくは共用部分において何らかの原因で前居住者が死亡した経歴のあるもの」である。つまり、「自殺」ないしは「事故死」「孤独死」(あるいは「殺人」)で居住者が死亡したことによって、ごく普通だったはずの住居が「事故物件」へと変化を遂げるのである。

事故物件というと、心霊やオカルトを連想する人も多いかもしれない。幽霊の「出る出ない」は別にしても、自殺、孤独死があった物件は、強烈なマイナスイメージが埋め込まれ、「不動産賃貸や売買において厄介な代物」として扱われることになる。

これは「心理的瑕疵(かし)」とも言われる。「瑕疵」とは「傷や欠点」という意味だ。簡単に言うと「嫌な感じ・気持ち悪い」ということである。いったん「事故物件」というレッテルが貼られると、その物件に買い手はつかず、賃貸物件にしても相場よりもかなり割り引いた家賃でしか貸せなくなってしまう。