2019.11.20
# 日本株 # 年金

こんなにヤバい! 投資で勝てる人が絶対にやらない退職金の使い方

だから、後悔先に立たずというのか
野尻 哲史 プロフィール

投資しないとまずい??

急に株式投資を始める人は、「まずい、この資産では将来生活できなくなる。……だから、なんとか増やさなければ」という気持ちなのでしょう。でも、こういう人の最大の欠点は、事前にどれくらいに増やせば事足りるのかを把握できていないことにあります。「投資をしなければ」という思いばかりが先に立ち、投資をすることそのものが目的になってしまうのです。

投資は、あくまで「手段」です。にもかかわらず手段と目的を取り違え、儲かることを優先すると、それ以外のものが見えなくなります。たとえば、その裏にあるハイリスクの側面や、どれくらいまで資産を増やせばいいのかを考えていません。しかも、どれくらいの時間をかけて行うのかも考えていない。「目標もなく、スケジュールもなく資産を増やすことだけ」へと向いてしまいがちなのです。

これは、「現役時代の考え方から抜け出せない、退職者の考え方」だと言えます。現役の人は資産を増やすことが目的ですが、退職者はそれまで作り上げてきた資産を少しでも長持ちさせる方法を覚えて、人生が終わるまで資産をゼロにしないことが目的へと変わります。

その減らし方、引き出し方が難しい。

 

どうやって「自分よりも資産のほうを長生きさせるかを考える資産活用方法」が求められているのに、そのための頭の切り替えができないのです。

現役時代の考え方を捨てよう

何もしないか、急に株式投資を始めるか。なにもこれは、退職金の使い方に限ったリスクではありません。

一般的なサラリーマンであれば、退職金の有無や多寡にかかわらず、退職時点である程度の資産を持っているはずです。この2つのパターンは、そうした人に共通の懸念ではないでしょうか。しかもこれらのタイプは、退職時点である程度の資産があるからこそ厄介なのです。

それまで得ていた給料などの収入がなくなる中で、ある程度の資産はある。積み上げる時代から、引き出す時代へとお金との向き合い方が変わる。このように環境が根本的に変わる中で、資産運用に対する「現役時代の考え方から抜け出せない」ことはあまりに危険です。

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