アリババ「独身の日」4兆円の売上を達成した驚きの道筋

独自に作りあげたシステムの成果
野口 悠紀雄 プロフィール

電子マネー、アリペイの誕生

ただし、この仕組みは銀行口座を用いているので、手数料が高くなる。マーはその引き下げを要求した。しかし、銀行はそれに応じてくれなかった。銀行は国営企業の流れをくむ大企業であり、マーのような新参者の要求を受け入れようとしなかったのだ。

 

そこでマーは、2004年12月、電子マネー「支付宝(アリペイ)」を作った。これを、タオバオには無料で提供した。アリペイは、その後、急成長し タオバオ以外の取引でも用いられるようになった。

その後、eコマースだけではなく、リアルな店舗での買い物の支払いや、レストランでの支払いなどにも使われるようになった。現在は、電気、ガスなどの公共料金やタクシーなど、あらゆる場所で使われるようになっている。

現在では、中国の利用者が10億人を超えており、利用者は東南アジアにも広がっている。

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