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アリババ「独身の日」4兆円の売上を達成した驚きの道筋

独自に作りあげたシステムの成果

イオンの半年分の売り上げを1日で達成する

11月11日は、中国では特別な日だ。この日は、1が並んでいることから、「独身の日」とされる。これは、中国の公式の祝日ではない。アリババグループがお祭り騒ぎのセールスを行う日だ。

2019年の「独身の日」の売上高は、なんと、4兆1000億円になった。

日本で売上高が第1、2位のイオンとセブンアイホールディングスの年間売上高は、それぞれ8.5兆円と6.7兆円だ。これらの半年分の売上高を、わずか1日で実現していることになる。

 

アリババの「独身の日」の売上高は、2017年には2.8兆円、2018年には3.5兆円だった。2017年の「独身の日」について、ミン・ゾンは、『アリババ』の中で次のように述べている。

「この日に出荷した荷物は、約8億個。それが、中国だけでなく、世界に届けられた。これらの荷物を全て並べると、地球を1200周する。荷物の移動距離は、地球と冥王星の間の40往復を超える。」

そして、「これは単なるマーケティングの奇跡ではなく、技術的な偉業でもある」と述べている。確かにその通りだ。これだけの量の取引を支障なく行うためには、想像もつかないほど高度の技術的な仕組みが必要とされるだろう。

これこそが、ジャック・マーがこの20年間に作り上げたシステムなのだ。