「i-新聞記者ドキュメント-」予告篇より

「東京新聞・望月です」直球勝負の記者が暴く「官邸の真実」

『i-新聞記者ドキュメント-』明日公開

東京新聞・望月衣塑子記者の日常

官邸定例会見で、菅義偉内閣官房長官と激しくバトルしていることで知られる東京新聞・望月衣塑子記者の日常を追った『i-新聞記者ドキュメント-』が、15日(金)、全国公開される。

同じ望月氏を題材に、昨年6月に公開されてヒットした『新聞記者』がフィクションなら、こちらはノンフィクション。

シム・ウンギョンの演じる吉岡エリカ記者が、松坂桃李の扮する官僚・杉浦拓海の力を借りながら暴いていった前作が、フィクションでなければ描けない「官邸の真実」を追えば、今回の作品は、望月氏の日常をリアルに追うことで「官邸の真実」に迫った。

客観報道に対し、「フェイクニュース」を連発するトランプ大統領の登場は、「私」と「公」が入り乱れ、何が正しい情報かを判断するのが難しくなったネット時代を象徴する。

それは、真実の揺らぎではあるが、マスメディアに求められるのは、権力の側に依拠しない真実だろう。望月氏は、その立場を鮮明にしている記者である。

国民の側に立って官邸(権力)に質す――。

この「国民」を、「生活者」「大衆」「被害者」「マイノリティ」などに置き換えてもいい。

 

「きちんとした回答をいただけていると思わないので、繰り返し聞いています。すみません。東京新聞・望月です」

すっかりおなじみになった官邸会見でのこの言葉は、菅官房長官が発する権力の側からの一方的な情報提供に乗らないぞ、という意思表明。

それは同時に、「安倍一強」といわれる政治状況のなか、官邸主導の情報発信がいかに強いかの証明で、だから望月氏の奮闘が際立つ結果に繋がっている。