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2020年、日本株がいよいよ「3万円超え」しそうなワケ

世界同時株安が絶好のチャンスと化す

「2020年危機」がやってくる!

いま世界的に株価は非常に好調です。しかし我々投資家は、あまり慢心してはいけません。いまマーケットでは「2020年危機」と呼ばれる不安材料が台頭しているからです。

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私は今年、84歳を迎えました。慶応大学を卒業したのはいまから60年以上も前になります。山一證券に入社し、日本債券信用銀行の顧問に転職。証券から銀行への転身は当時、脚光を浴びましたが、私の強みは不動産バブルとその後の日本の金融危機を生き抜き、マーケットと金融の力学を、身をもって経験してきたことと言えるでしょう。

そんな私から見れば今のマーケットは摩訶不思議、いままで見たこともない異様な状況です。

 

こうした普通ではない状態になるとき、必ず大波乱がおこることも私は知っています。あの忌まわしいリーマン・ショックの再来もあり得るのだと、「2020年危機」の到来に、自分自身も身構えています。

いま、米中の新冷戦に伴う世界的な景気後退懸念が引き金となって、金や国債などの安全資産へマネー逃避が起きています。マネーがどこへ集中的に逃避しているかというと、ヨーロッパや日本の長期国債です。

これらの国々の国債はマイナス金利となって、満期まで持ち続けていると、損をしてしまう。ですから値上がりを期待して、売買をし、最後に誰かがババを引く。こういう異常な状態です。