撮影/佐藤圭
# 動物

世界遺産知床で守られていたエゾジカ。今はのんびりしていますが…

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冬目前の今、1年で最も太ってます

冠雪した知床連山を望む草原で、エゾジカがエサを食んでいました。

この草原ももうすぐ深い雪に覆われます。

 

冬目前のこの時期は、エゾジカたちは厳しい冬越えに備えて、1年で最も太って大きくなっています。

上を向いていたエゾジカは、吹く風の中にこれから長く続く冬の気配を感じているように見えました。

知床のエゾジカは、他所のシカに比べるとのんびりしています
 

世界遺産の知床には、毎日、たくさんの観光客が訪れます。

道路も森の中を通っているので、野生動物の生息地を車で巡るサファリパークのようです。

動物たちに出会うのを楽しみに知床を訪れる観光客も多いようです。

そこにいる野生動物たちも、それに慣れているので、車が来たくらいでは逃げません。

エゾジカは、増え過ぎて農業被害が災害レベルまで大きくなってきたため、駆除の対象になっているくらいなのですが、世界遺産の知床では、シカを排除しないで共生する森作りを目指してきたので、他の地域よりのんびりしているように見えます。

ただ最近は、知床でもシカによる食害がひどくなって駆除を始めたようなので、これからは変わるかもしれません。

僕が住む道北地方は農地が多く、近づけば駆除されることもあるので、エゾジカは、遠くに車のエンジン音が聞こえただけですぐに逃げてしまいます。

動物たちも、棲む環境によって様々な性格があります。

それを見極めながら撮影を続けています。

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