食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。今回は、パンコーディネーターでモデルのパン野ゆりさんが登場。メキシカンなパンを楽しめるお店で、特にオススメの「ケサディア」をご紹介します。

自家製タコスとケサディアに満足
半地下の隠れ家的メキシカンバル

国内のみならず、海外も含めて5000個以上のパンを食べてきたパン野さん。これから海外で食べてみたいパンのひとつがメキシコパンだと言います。

「"taco"という単語そのものが『軽食』を意味する“タコス”に、トルティーヤ(トウモロコシでできた薄い生地)に肉や野菜やチーズなどを挟んでいただく“ケサディア”は、メキシコやアメリカでポピュラーな家庭料理。

それらに加えてブリトーなど、様々な形でメキシコパンを楽しめるのが外苑前にある『ELPASO』さんです。立地も良くお店の雰囲気も大好き!」

『ELPASO』は、東京メトロ銀座線外苑前駅から徒歩5分、青山通りから少し入ったところにあるメキシカンバル。階段を降りた半地下にあり、店内は木をモチーフにした温かみのある空間が広がります。

ゴルゴンゾーラケサディア ¥780

パン野さんのオススメは「ゴルゴンゾーラケサディア」。小麦粉100%で作られるフラワートルティーヤのホットチーズサンドです。

「トルティーヤの間にゴルゴンゾーラチーズがたっぷりサンドしてあり、ハチミツとサワークリームをお好みでかけていただきます。なんといってもこの“甘塩っぱい”味わいが大好き! 私はいつもスイーツ代わりに〆の一品として食べています」

お店では前菜的に注文する方が多いそうですが、さすがパン野さん。確かにゴルゴンゾーラとディップの相性からするとデザート感覚でも美味しくいただけます。

キノコ ¥960

ケサディアは、ほかにもガーリックオイルでソテーした3種類のキノコが入る「キノコ」(上写真)、スパイシーなトマトソースで味付けしている「チキン」、3種類のハーブとベーコンを加えてソテーする「シュリンプ」もあります。

ピカディーヨ ¥760

冒頭でパン野さんが挙げていた「タコス」も忘れちゃいけません。メキシコの国民食と言えるタコス、「ELPASO」では秘密の配合で練られた自家製コーントルティーヤで作られています。トウモロコシの粉・マサと、小麦粉・フラワーのバランスが絶妙です。香ばしくて食感はもっちり。「本場よりも美味しいです」とお店の方が腕をぶす自慢の一品です。

スパイシーな牛挽き肉の上にレタスとトマトがのった「ピカディーヨ」(上写真)をはじめ、チキン、ポーク、シュリンプの計4種類を用意しています。お好みでどうぞ。

ビーフ(ミニライス付き) ¥1240

そして、「ブリトー」。フラワートルティーヤでラップしサンドイッチ感覚で食べられるものと、メキシカンビーンズなどが入った定番の2種類があります。

写真は定番のひとつ「ビーフ」。じっくり煮込んだ牛肉とうずら豆のペーストとチーズがたっぷり。うずら豆のペーストがやさしい味でペロッと食べられます。

お店はカウンターとテーブル席の全20席。貸し切ってみんなでワイワイ飲み食いしてもよし、カウンターでひとり食べるもよし。あらゆるシーンで楽しめる『ELPASO』。パン野さんおすすめのメキシコパンをご堪能あれ。

ELPASO(エルパソ)
東京都港区南青山3-2-3 B1
☎050-3312-8731
営業時間:18:00~23:00(22:30LO)、火〜金 11:30~14:00、18:00~23:00(22:30LO)
定休日:日

PROFILE

パン野ゆり Yuri Panno
パンコーディネーター、パンシェルジュ。日本全国のベーカリーを訪れ、年に数回は海外にも足を運び、パンを独自の視点で分析している。トークショーやラジオに出演する他、テキスタイルブランド「gochisou」と東日本橋の『BEAVER BREAD』とのコラボレーショングッズを発売。活躍の場を広げている。モデル・山野ゆりとして、雑誌や広告、CMなどに出演。モデルの職業を活かした、太らないパンとの付き合い方も考案している。

Illustration:YUGO. Composition:Seiki Ebisu