2019.11.16
# 鉄道

「渋谷駅の迷宮化はまだ続く」鉄道通が実際に見て感じた“違和感”

新しくできた東口地下広場の効果は…?
野田 隆 プロフィール

銀座線移設に相鉄乗り入れ、まだまだ変わる

ただし、これは広場の設計ミスではない。目下、銀座線渋谷駅は移設工事の真っ最中で、2020年の年明けには明治通りの直上に駅が移転することになっているからだ。その影響で、迂回を余儀なくされたり、立ち入り禁止区画もある。これらが解消されれば、現在の改札口も移動するわけで、今よりはスムーズに乗換ができるであろう。

銀座線渋谷駅の移転先の様子

さらに、JR埼京線と湘南新宿ラインのホームも移設される。前述したように、山手線と東横線および東急百貨店東横店に挟まれた敷地だったためにホームを設けるスペースがなかったのであるが、東横線が地下に潜り百貨店と旧駅を取り壊したために余裕が生まれ線路を移設してホームを設置することが可能になったのだ。

こちらも工事は着々と進み、2020年度内のリニューアルが予定されている。2019年11月30日には、相鉄線が埼京線の線路に乗り入れてくる。新たなルートの開設でまたまた利用者が増えることになろう。

 

とりあえず、この完成で渋谷駅の一応の改良工事は一段落する。先の東口地下広場もその頃には今よりは分かりやすい連絡通路の一部として機能を発揮するのではないだろうか。西口では、12月にかつての東急プラザが建っていた場所に新たな複合ビル渋谷フクラスが開業する。

駅からの連絡デッキでつながるとのことで、渋谷はどんどん新しくなる。ますます人が集まるようで、駅が充分に機能するのかどうか、やや心配な面もある。田園都市線と半蔵門線の渋谷駅がパンク寸前だけに、こちらの抜本的な解決策も今後の課題であろう。

SPONSORED