凛とした雰囲気で…

青の中でも鮮やかで深みのある「ロイヤルブルー」は、軽さ赤や黄色、オレンジなどの暖色系のような人目を引く色ではありませんが、決して地味な色ではありません。色合わせによっては、派手になりますが、雅子さまは、ロイヤルブルーの知的で気品あふれるイメージを活かすように、白や黒などの無彩色と合わせて、凛とした雰囲気で着こなしていらっしゃいます。

1999年、ベルギーのフィリップ皇太子の結婚式にご出席された photo by gettyimages
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アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが行った実験によると、言語情報と聴覚情報、視覚情報が矛盾した場合、見た目を重視する人が55%という結果になりました。これは第一印象において、視覚情報が最も重要であることを示していますが、裏を返せば、発言内容と外見が一致しない場合、発言内容が誤解されることがありうることも示唆しています。

「ロイヤルブルー」をお召しになった雅子さまが魅力的に映るのは、肌の色や瞳の色に調和して、顔色が明るく、瞳がきれいに見えることも一因です。おそらく、雅子さまはご自分に似合う色をよくご存じなのだろうと思います。

その一方で、ご家族である徳仁天皇や愛子さまとの関係を大切にし、ご公務にふさわしい装いをしっかりとお考えになっているようです。雅子さまの真摯で誠実な生き方が伝わってくるからこそ、「ロイヤルブルー」という色が持つ高貴なイメージと響き合い、多くの人々を魅了するのではないでしょうか。

2018年11月1日、「灯台150周年式典」にて。スーツとお揃いの帽子が晴れやか photo by gettyimages