「離婚後モテ期」が到来する人としない人の違い

「甲斐性なし」で終わらないためには
稲田 豊史 プロフィール

なお、「離婚後モテ期」は女性より男性に多く到来するようだ。離婚話の披露頻度は女性のほうが高いが、女性は「被害者として同情を誘う」スタンスになりがちなため、人間的魅力で人を引き寄せることにはつながらないのだ(興味本位で離婚話を聞きたい人間は、男女ともに引き寄せるが)。

また、離婚女性のなかには、男性全体に対する不信感を表明したり、離婚の痛手を克服するために意図して「強めのキャラ」をまとったりする方が、少なからずいる。その場合、意気投合する少数の人間には愛されても、不特定多数からの「モテ」からは遠ざかるというわけだ。

 

傾向3
「相手」に絶望した男性は再婚し、「結婚」に絶望した男性は再婚しない

〔PHOTO〕iStock

離婚後モテ期がそのまま再婚につながるとは限らないが、ある程度の相関関係はある。離婚しても自己評価を落とさない男性の多くに共通するのは、離婚の原因を「相手を間違えた」と捉える傾向だ。

彼らに「もう再婚するの? 懲りないね」と言っても、通じない。彼らは、自分の結婚が破綻したのは「ハズレを引いた」からであって、自分にもし責があるとすれば「選球眼が劣っていたから」だと信じて疑わないからだ。

話を聞いたある離婚男性は、妻からの過酷なモラハラに悩まされて離婚した。その妻は精神疾患だったのだが、彼が悔いていたのは、己の女性経験の浅さから「結婚前に彼女が“異常な”人間だったことを見破れなかった」点である。「相手を間違えた」ことを悔いていたのだ。

彼らは結婚破綻の原因を、「自分が結婚に不向きだった」とか「現代社会において結婚というシステムに不備がある」とは考えない。相手さえ間違えなければ、自分だって当然幸せな結婚生活を送れると考えている。

結局のところ、彼らは自己評価が高いのだ。だからこそ、離婚モテ期が訪れる。