「離婚後モテ期」が到来する人としない人の違い

「甲斐性なし」で終わらないためには
稲田 豊史 プロフィール

ただ、このような場で離婚話を披露する男性は大きく2種類に分けられる。

〔1〕離婚を自虐ネタにまで昇華し、嬉々として話す人
〔2〕離婚をいまだに悔いている人

多くの場合、〔1〕は元の配偶者に対する感情が好悪ともに消えており、〔2〕はどこか「申し訳ない」という気持ちが残っている。

そして「離婚後モテ期」が到来する男性は、圧倒的に〔1〕だ。

「バツイチ男性はモテる」という謂(いい)を聞いたことがないだろうか。「一度は結婚しているということは、それなりにちゃんとした人物である証明になる(≒結婚歴がないまま40過ぎているよりマシ)」「2度は離婚したくないはずだから、妻を大切にしてくれそう」といった話を、筆者の周囲の3、40代の女性たちからよく聞く。

それと並んで大事なのが、「離婚したけど前向きである」ことだ。

 

自分の離婚を自虐ネタにまで昇華できた男性は、自分を貶めていない。離婚しても自己評価が下がっていない、あるいは一度下がった自己評価を短期間で回復させている。まるでバラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日)のように、離婚話を面白おかしく、ユーモアとペーソスを交えて語る。自分のなかで「ネタ」として昇華できているのだ。

そういう男性は、離婚を通じて新しい自分に生まれ変わっている。これ以上失うものがない状態を経験しているので、人生守りに入る必要がない。公私ともに何ごとにもチャレンジングになり、物怖じせず新しい趣味をはじめる人も多い。離婚を機に吹っ切れ、オープンマインドになり、変な執着やプライドが消える。躊躇なく人間関係を広げようと行動し、飲み会に積極参加するようになる。まさに、“はじけている”状態だ。

〔PHOTO〕iStock

こういう人間は、外から見れば完全に魅力的な人間だ。同性も異性も引き寄せる。その一環として、異性からも「モテる」というわけだ。

しかし、離婚に対して後ろめたさを感じていれば、こうはならない。離婚を機に自己評価が下がり、自分を責め、負のオーラがにじみ出る。一般的に、人は自己評価の低い人間に人は近づかない。よって「モテ」からもほど遠くなる。