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「離婚後モテ期」が到来する人としない人の違い

「甲斐性なし」で終わらないためには

ここ1年半ほど、離婚した一般男性にインタビューして、WEB媒体にルポとして連載している。企画自体は2015年ごろから温めていたので、バツのついた男女の離婚話を意識的に収集しはじめて、かれこれ4年が経った。その調査を通じ、ある3つの傾向が見えてきたので、ここでお伝えしたい。

ひとつ留意していただきたいのは、筆者が話を聞いている離婚者は、企画の性質上、以下のようなサンプルに偏るということだ。

・東京もしくは東京近郊に在住
・男女とも30代後半〜40代
・仕事はホワイトカラー
・離婚の理由に「犯罪」「借金」「男性からの暴力」は含まれていない
 

もう少し突っ込んで言うと、「文化系・知的職業に従事する、比較的高偏差値」の離婚、というやつである。このような限定的な観測範囲での話であることを承知されたうえでお読みいただきたい。

傾向1
離婚話を他人にする女性と、しない男

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3年以上通らなかった離婚男性ルポ企画を通してくれたのは、意外にも女性向けのサイトだった。そこの女性編集さんが言ってくれた言葉が忘れられない。

「女の離婚話はよく聞くが、男の離婚話はあまり聞かない」

女性が同性同士で愚痴まみれの離婚話を語ることはよくあるし、女性の離婚経験者によるルポやエッセイもよく見かける。しかし、男友達からの離婚話はとんと聞かない。男が離婚について赤裸々な気持ちを綴った文章も、あまり見かけない。だから「離婚した男たちが腹の底ではどう思っているのか」は、女性として実に興味を惹かれます、と。

たしかに、男は男同士でも、いま離婚危機で大変なんだとか、離婚してつらいという愚痴話をほとんどしない。かなり親しい友達同士でも、話そうとしない。久しぶりに会って近況を聞いたら、「実は離婚したんだよね」と事後報告されることも少なくない。

なぜ男たちは自らの離婚を語らないのか。おそらく今の日本社会では、離婚した人間の見られ方が男女で異なるからだ。