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日本株の爆上がりもある…米中貿易交渉でトランプが目論む「新展開」

「一時休戦」は本格化

束の間の夢

11月15、16日のいずれかに米国内で実現すると期待されたトランプ・習近平会談は束の間の夢に終わったようだ。

 

中国の習近平国家主席(共産党総書記)は、同13~14日にブラジルの首都ブラジリアで開催されるBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)首脳会議に出席後、同地から電撃訪米する可能性が強いと見られていた。

これまで米中閣僚級及び実務責任者の14回に及んだ米中貿易交渉が「第1段階合意」に達したことで、ドナルド・トランプ大統領と共に晴れの調印式に臨む、と。そして米メディア関係者の間での話題は、この米中首脳調印式の開催地に集中していた。

フロリダ州パームビーチ photo by gettyimages

候補地は2説あった。

一番目はフロリダ州。トランプ大統領が先にツイッターで自らの住居をニューヨーク市のトランプタワーから同州パームビーチの大統領別荘「マーラ・ア・ラーゴ」に移すと明らかにしたことからも分かるように、来年11月の米大統領選の勝敗のカギを握る大票田の接戦州(スイングステート)の一つが全米4番目に人口が多いフロリダ州なのだ。近年、“トランプ嫌い”が多いヒスパニック系若者の人口急増に強い危機感を抱くトランプ大統領は同州を最重要州と位置付けている。

二番目がワイオミング州。大統領選の幕が切って落とされるのが、来年3月3日にカリフォルニア州、テキサス州など11州で開票されるスーパーチューズデーに先駆けて開催される2月3日の共和、民主両党の党員集会(コーカス)である。

トランプ大統領が豚肉・大豆の一大産地であるワイオミング州の州都シャイアンで、習主席が米国農産品300億ドル/年購入に同意したと発表できれば、同州を含めたミネソタ州、オハイオ州、イリノイ州などコーンベルト地帯のトランプ支持者に対し「成果」を強くアピ-ルできる。

 
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