中国も韓国も北朝鮮も、いよいよ東アジア経済が「自滅」しそうなワケ

……ただし日本を除く
大原 浩 プロフィール

出稼ぎ労働者が金王朝を支えている

実は、金王朝あるいは政権幹部の、「喜び組」を含めた贅沢三昧の資金源は、出稼ぎ労働者からの搾取(ピンハネ)などの外貨に依存している。

そもそも、国内にまともな産業が無いのだから、外国で稼がなければならないのだが、出稼ぎ労働は金政権にとって極めて効率の良いビジネスだ。

海外で働く労働者は妻子持ちであり、本国に残った妻子が人質の役割を果たす。それでも欧州などの作業現場では、北朝鮮の役人が常に監視していて逃亡ができないようにしている。

 

またピンハネ率は9割を超えていると推定(特に経済制裁が始まってから比率が高まった)され、出稼ぎ労働はまさに「金の卵を産む鶏」であり、金正恩氏の贅沢だけではなく、「核開発」も支えていた。

その「金の卵を産む鶏」が来年からいなくなってしまうというのは、金正恩氏にとって「恐怖」である。ビザなどで小細工して、何とか「金の卵を産む鶏」を延命しようとしているが、少なくともこれまでのような潤沢な資金を手に入れることはできない。

その事実を知っている政権幹部にいつ寝首をかかれるのかと、びくびくしているはずだし、年末・年始あたりに実際に起こる可能性は否定できない。

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