# 地方創生

日本人は、ここから「多拠点生活」をすべきワケ

「知らないこと」を知るのが大切な時代
藤野 英人 プロフィール

「効果」や「出世」のためではない

どちらかというと、少し冷ややかな目で見られることもあったでしょう。

しかし、企業が有給消化率を上げるよう迫られるようになり、残業抑制が進んで「残業はしなければならないものだ」というムードも薄れつつあります。

さらに高速バスやLCCの充実で移動のコストが下がり、通信網の発達でテレワークが広がる気配も濃くなってきている昨今、Sさんのような生き方は「多拠点」の1つの形として広く受け入れられるようになっていくのではないかと見ています。

 

今後、有給をどんどん取得することはもちろん、移動したり旅をしたりすることを推奨する企業は増えていくでしょうし、私たちもそうありたいと考えています。

ちなみに、社内でSさんの滝活動をネガティブにとらえる声が聞こえないのはもちろん、Sさんはレオスの公式部活動「滝クラブ」を作って活動しているほどです。

個人にとって多拠点生活をすること、また世の中に多拠点生活が広がることには、どんな意味があるのでしょうか? 

まず、個人にとってのポイントは、「本業に効果があるから多拠点生活が推奨されるわけではない」というところにあるでしょう。

「出世するビジネスパーソンになりたいから多拠点生活をしてみよう」というのは、本質からズレた議論になるでしょう。私は、多拠点生活はそのこと自体が楽しく、結果として付加価値が生まれたり仕事にも役立ったりするものだと思っています。