# 離婚

おかしな行動が日に日にエスカレートした妻が「別居」を言い出たワケ

それから離婚劇が始まった
露木 幸彦 プロフィール

見逃したサイン

洋介さんと妻は今年で結婚10年目。交際当初、妻のわがままな面が気がかりでしたが、自分のことを一途に熱心に好きになってくれて、「必要とされている」と感じたので結婚を決意したそうです。

「みーちゃん(妻の呼び名)はわがままだから結婚したら苦労しそうだよ」。妻のことを知る周囲の人間はそうこぼしたそうですが、洋介さんは「彼女(妻)とは僕だから上手くやっていけるんだ」と自ら進んで結婚しました。

結婚しても妻は仕事を続けたので洋介さん夫婦は共働きでしたが、生活費はどのように割り振っていたのでしょうか。そこは「夫6:妻4」という割合で、月末に1ヶ月分を清算していたそうです。結婚から数ヵ月間、洋介さんは妻に気を使って7~8割を出してあげたりしていたのですが、妻から「ありがとう」の一言もなかったので、また6割に戻したそう。

 

結婚当初の洋介さんは38歳という晩婚の域で、子作りにあまり積極的ではありませんでした。妻ははっきりと口に出さなかったものの、近所を歩く親子と幼児を見るたびにうらやましそうな素振りを見せたので、内心では子どもを欲しがっていたようですが、洋介さんは妻の気持ちに気付かずに時間が過ぎていきました。

妻の職業はデザイナー。1台のパソコンがあれば十分なので、打ち合わせで取引先まで足を運ぶことはあっても、基本的には自宅の自室で仕事をしていました。結婚当初、妻は夕飯の準備をして洋介さんの帰りを待っていたのですが、途中から洋介さんの帰宅が20時を過ぎることが多くなったことから、妻は先に食事を済ませることが増えていきました。

今となっては妻はレトルト食品で自分の食事を済ませ、洋介さんの食事を作るのも完全にやめてしまったそう。洋介さんはやむを得ず、帰宅途中にコンビニに立ち寄り、おかずを買って帰るようになったそうです。洋介さんはそんな状況に苛立つようになり、ある日、つい妻に対して余計な一言をぶつけてしまったのです。「ちゃんと家で休めるようにして欲しい」、と――。

そうすると妻は売り言葉に買い言葉で返してきたようで……。