11月14日 パスツール研究所の設立(1888年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、世界中から寄付された358万6000フランを原資に、パリに科学研究所が建てられました。

フランスの微生物学者ルイ・パスツール(Louis Pasteur[フランス語]、1822-1895)によるワクチンの開発を記念し、公衆衛生の発展を目的としたものです。

【写真】ルイ・パスツール
  ルイ・パスツール photo by gettyimages

この研究所は、設立以来1世紀以上にわたって、パスツールの遺志を継ぎ、公益目的の民間研究機関として教育・公衆衛生のために研究活動を続けています。

ペスト菌の同定、ポリオワクチンの開発、エイズウイルスの発見など、感染症に関する研究を中心に大きな業績を上げてきました。2014年には、世界で最初にエボラ出血熱の原因であるウィルスを特定しています。

昨今では、ウィルス遺伝子の解析や再興感染症の研究など新たな課題にも取り組み、フランス国内外の多くの研究機関との連携も進んでいます。

設立者のパスツールは、研究所開設以来、逝去した1895年まで所長をつとめました。創設時の建物は、パスツール博物館となっており、彼が使用した各種実験器具類が保存されています。

【写真】パスツール研究所旧本館
  パスツール研究所旧本館(現在はパスツール博物館) photo by gettyimages
【写真】パスツール博物館
  パスツール博物館の展示風景 photo by gettyimages