ビタミンAは炎症に有効

「血液検査で示されるCRP(炎症反応)はリウマチ患者の指標ですが、ほかにも潰瘍があったり、炎症があると高くなります。それを止めるのがビタミンA。Aはタンパク質に囲まれて体内で運ばれます。タンパク質とAを同時に摂る意義がここにあります。欠乏するとがんにもなりやすくなります。ビタミンB12も痛みにいいですが、Aを忘れてはいけません」

ビタミンAはDNAのコピーミスをしてできた悪い細胞の増殖を抑制したり、細胞分裂やアポトーシス(細胞の自殺)を誘導する。抗酸化作用、粘膜や粘液の分泌の維持、白血球の機能を増強する働きがある。炎症が治まれば、関節の痛みは緩和される。

ニンジン、小松菜、ブロッコリー、鶏や豚のレバー、卵黄などにビタミンAは多く含まれている Photo by iStock

ビタミンB群は互いに働きあって、エネルギーの供給や老廃物の代謝を促します。
ビタミンCは免疫増強、抗酸化作用、野菜から鉄の吸収を促し、ウイルスに対しても働きます。不足すると血管がもろくなって出血する、筋肉が減少する、貧血が起きるなどの症状が出ます。キウイは1個で1日に必要なビタミンCが摂れます。ビタミンEも多いので免疫反応を促し、抗酸化作用もあります。

カルシウムが大事だと言って摂っている人は多いですが、マグネシウムを一緒に摂取しないといけないと意識している人は少ないようです。互いに影響し合います。カルシウムは骨や歯にあり、1%が血液やリンパ液などの体液にあります。不足すると骨から出ていきますから、骨粗鬆症になる。閉経後の女性は急速にカルシウムが減るので、補う必要があります。

マグネシウムは主に循環器系の健康を守る必須ミネラルです。不足すると疲れやすい、だるい、イライラするなどの症状が現れます」

ビタミンCは頭に入っているが、Aがこれほどの効果があるとは知らなかった。

リウマチ歴30年の私の改善食生活

私は1日2食にした。朝起きて、歯磨きをすませた後に白湯をコップ1杯とトマトジュースを温めてオリーブオイルを少量入れたものを飲む。散歩から帰って、ヨーグルトバナナ1本、キウイ1個、ナッツ類は各2~3個(アーモンド、皮つきカシューナッツ、クルミ、ピスタチオ、松の実、クコの実、カボチャの種など)、きな粉、黒ゴマ、シナモンパウダー、オリゴ糖を入れたものを食べる。半熟のゆで卵を2個。ニンジンジュース

小腹がすいた時には具のない味噌汁を飲んだり、カカオ80%のチョコレートチーズを食べる。また生姜紅茶を飲んだりする。

夕食はタンパク質を何で摂るかで内容は変わる。野菜は温野菜にする。たとえば、焼き魚大根おろし(大根はしっぽのほうを繊維に逆らっておろすとジアスターゼが2倍になる)、ホウレン草のお浸しに鰹節をかける、もずくしいたけマイタケを焼いてポン酢をかける。味噌汁。

食べ方を変えて半年が過ぎた頃、疲れにくいと感じる日が増えた。手の血管は見えなかったが太くなって確認できる。手足が冷えていたが温かくなった。肌にも潤いが出てきた気がする。まつげが伸びてきたのには驚いた。今までは、髪の毛やまつげまで栄養が届いていなかったようだ。成果を実感すると、これを続ければ、どこまで健康に近付けるのか楽しみになった。
 

次回は11月22日公開予定です

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