発酵食品は必ず摂りたい

味噌汁は毎日食べてください。具のない味噌汁でもいいです。大豆は発酵する過程で、ビタミン類やアミノ酸が生成されます。生命を維持するために必要な必須アミノ酸8種類が含まれています。ビタミンB1、B2、B6、B12、E、K、葉酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、ヨウ素なども含まれています。

塩分を摂りすぎるのではないかと心配する人もいますが、味噌汁にすることで減塩されます。味噌汁の塩分は気にしないで食べたほうがいいです。具をワカメなどの海藻類にすれば、カリウムが含まれているので余分な塩分を出してくれます。味噌はがんのリスクを低くし、老化制御機能もありますから食べましょう。

出汁を濃くして味噌は少なめにしたり、海藻を具にしたりすることで塩分も気にせずいただける Photo by iStock

ぬか漬けも発酵食品です。野菜をぬかに漬けるだけでビタミンB1が増えます。糖質を抑制します。植物性乳酸菌は生きて腸まで届き、善玉菌が増えるので腸内環境がよくなります。もちろん便秘も改善されます。

ヨーグルトチーズも発酵食品でいいです。ヨーグルトは無糖のものにオリゴ糖を入れると乳酸菌を生きたまま腸まで運んでくれます。砂糖は運んでくれません」

昔、日本人が家庭で食べていた料理が身体にいいことがよくわかった。

寝る前に納豆を食べる?

「寝る1時間から1時間半前に毎日、納豆を食べる習慣をつけるといいです」

夕食ではなく、寝る前に納豆を食べるという。考えたことがない提案に戸惑った。子どもの頃から寝る前に食べてはいけないと言われてきた。体質改善のためについて行くと決めたIさんが言うのだから、やるしかない。

お風呂に入る前に納豆を食べた。ナットウキナーゼが多くなるので100回はまぜてくださいと言われたのを思い出し、ネバネバが白くやや硬くなるまでまぜた。ご飯は糖質なので食べない。納豆だけ食べるのには違和感があったが、続けていくうちに抵抗はなくなり、おいしいと感じるようになった。慣れとはこういうものかと思った。

納豆のネバネバに含まれるタンパク質分解酵素がナットウキナーゼだ。睡眠中に血管を掃除して、血液の凝固を抑えてサラサラに流れるように整える。そのために寝る前に食べるのが有効なのだ。血栓は深夜から早朝にかけてできやすいから予防にもなる。ナットウキナーゼは血液を溶かすだけではなく、固める作用もあるので、うまく調整してくれる。大豆は植物性たんぱく質という優れた食材だ。