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次世代新幹線「N700S」はここまで変わる!気になる中身を大解剖

車内設備は?乗り心地は?

「進化」のN700Aから「最高」のN700Sへ

JR東海の東海道新幹線では近く車両の置き換えが完了する。1999年にデビューし、2006年まで製造された700系と呼ばれる車両が2019年度中に引退し、N700Aタイプという車両に統一されるのだ。

15号車の車体端部に記されたN700Sのロゴ。SはSupreme(最高の)を表す

700系は間もなく姿を消す。そしてN700Aタイプへの更新が一段落すると、2007年
にデビューしたN700Aタイプ自体も初期に製造された車両から置き換えが求められ
る。

気になる新車の名はN700Sという。末尾のアルファベットは「Advanced(進化した)」の頭文字から「Supreme(最高の)」の頭文字へと変えられており、特にメカニズム面での変更点は数多い。

その反面、「N700」という部分が共通している点からもわかるとおり、車体のデザインの骨子はN700Aから踏襲されているので、外から見た限りでは区別を付けづらい。果たしてN700Sは、N700Aと比べてどれだけ進化したのか。JR東海は東京駅から豊橋駅までの間でそのN700Sの報道公開を10月30日に実施、筆者も試乗の機会を得た。車内の設備、乗り心地を中心に詳しくレビューを試みていきたい。

 

東京駅に入線したN700Sは正確には「N700S確認試験車」と呼ばれる。JR東海によると、N700S自体は2020年度から2022年度末にかけて16両編成40編成の640両が導入され、2020年7月から営業を開始するとのことだ。

一方で、2018年3月に16両編成1編成が先行して完成した確認試験車は営業に用いられる予定はない。N700Sの営業用バージョンの量産車を製造するに当たって仕様の最終確認を実施する必要があり、確認試験車はテスト専用車として位置づけられたからだ。2019年夏に発表されたN700Sの量産車の仕様はおおむね確認試験車から引き継がれているが、相違点も多い。