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【独占公開】ラグビー日本代表“最後の円陣”、貴重な「内側の映像」

ONE TEAMよ、感動をありがとう

44日間の“夢の時間”が終わって

11月2日、ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会の決勝戦が行われ、大本命のイングランドを打ち破った南アフリカが優勝。44日間にわたる熱戦は幕を閉じた。

ラグビーの伝統国以外では初めてとなる日本大会だったが、ワールドラグビー会長のサー・ビル・ボウモント氏は記者会見で「2019年日本大会はおそらく過去最高のラグビーW杯として記憶されるだろう」、「ラグビーになじみのなかった観客にアピールし、新たなファンを呼び込んだ点で、間違いなく最も画期的な大会だった」と賞賛。

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開催期間中、台風の影響で試合中止が起こるトラブルもあったが、蓋を開けてみれば今大会期間を通じての観客動員数は延べ170万4443人、1試合の平均観客数は3万7877人。結果を見れば、大成功を収めたと言っても過言ではないはずだ。

日本中がラグビー熱に沸いた”夢の時間”。これほどまでに国民的な盛り上がりを見せたのは、ひとえに開幕前の予想をはるかに超える、日本代表の選手たちの獅子奮迅たる活躍あってのことだろう。その姿に我々は時に興奮し、そして涙した。

大会期間中、多くの人たちの涙を誘ったのはいつだろうか。それは間違いなく、10月20日に行われた東京スタジアムの準々決勝、日本代表が優勝国となった南アフリカと激突した試合の直後だろう。

 

1次リーグ4戦全勝の1位通過という歴史的快進撃で勢いに乗っていた日本代表は、フィジカルで圧倒的な優位に立つ強豪に対し、4強入りをかけて果敢に挑むものの、健闘およばず3-26で敗れてしまう。

試合終了後、主将リーチ・マイケル選手のかけ声で、選手たちがピッチ上に結集する。1次リーグの4試合すべてに出場し、全試合で得点を挙げた田村優選手、ロシア戦で3トライを挙げる衝撃的な活躍を見せ、その後もチームの原動力となった松島幸太朗選手、“笑わない男”でブレークした稲垣啓太選手……。

30日間、死闘を共にした選手たちがピッチ上で輪を作り、肩を組んで円陣をつくる。正真正銘、これが日本代表にとっての「最後の円陣」だった。