高校生が「大学入試改革」に抱く不安、これが悲痛な「生の声」だ

「私の人生を実験台にしないで」
田中 健一 プロフィール

「何事にも初めの年度はありますし、私達がたまたまそうだったのでしょう。現行のセンター試験もそうやって始まっていったのですし、新しい制度が施行されることに不満はありません。仕方の無いことだと思っています。

ですが、それは「しっかり試験の方向性が示され、教育現場が対応し、受験生が万全を期して臨める」状態になってからやるべきだと思うのです。今回の新試験制度施行は余りにもガバガバすぎます。とても大人が決めたとは思えない程です。

試験制度が私達の代から変わること、私は中学の頃から知っていました。そして今は高校二年生、受験まで一年前です。中学の頃から知っていたことなのに、直前の今になってもこんなにガバガバだなんておかしい事だと思います。そもそも教育のカリキュラムが新試験に対応していないのに新しい試験を導入しようだなんて酷すぎます、それで振り回されるのは私達受験生なんです。

上の人は決めるだけで済むかもしれません、だけど私たちはそれによって人生を左右されてしまう。それだけ大事な試験なんです。なのにどうしてあんなにガバガバなのでしょう?人の人生を左右するものだと分かっていればあんな事は出来ないはずです。」(滋賀県/高2)

〔PHOTO〕iStock
 

「格差」の問題

続いては「格差」について心配する声です。

「そもそも受けられる試験が数少なく、英検に関しては今の所海を渡り県外に出る他受ける手段がなさそうです。また、公共交通機関が発達している都市部と違い県内で受けられるとしても宿泊費交通費など雑費にかかるお金が多くかかります。」(香川県/高3)

「今回の受験改革は断固反対です。いまだって経済格差がないわけじゃないのに余計に広がるだけです。それに地方に不利だとか言ってるけど東京だってみんな金持ちじゃないんです。塾に行けない人参考書を満足に買えない人だっているんですから(実際私がそうです。塾にだって1度も行ったことないですし)、なので身の丈とか聞いた時何様なんだとすごく腹が立ちました。

地方や貧乏の人だって志が高い人だっているのにこのままだと金持ちの人が有利になる未来しか見えません。なので今すぐにでも廃止にしてほしいです。」(東京都/浪人生)