2011.06.09(Thu) 内藤 忍

「『ストレスの雨』をやりすごすには、他人の傘を借りる柔軟さが大切です」

河合薫さん(健康社会学者)に聞く「食とストレス」 Vol.3

筆者プロフィール&コラム概要

河合: 私なんて、友達二人しかいないですよ。

内藤: え〜! 本当に? いまの時代って友達を増やさないとダメみたいな空気ありますよね。ツイッターとかフェイスブックとか、何人とつながっているかって気にする人が多い。

河合: 友達たくさんいるでしょ? って聞かれると、○○ちゃんと○○ちゃん・・・で終っちゃいます(笑)。その二人も、しばらく連絡こないと、友達いなくなっちゃうって不安になる(笑)。

内藤: そんな不安を抱えながらも、河合さんはとつぜんキャリアチェンジしてみたり、不思議ですよね。

河合: 二面性がありながらも、じつはそれが全部自分なんですよね。人間はみんな多面性があると思っています。要は、どの部分をオフィシャルに出していくかだと思います。でも、クローズしている部分もたまに表に出したり、それが人間の魅力なんじゃないでしょうか。または、思ってもいなかった自分が出てくることもある。どれが本当の自分かは、自分でもわかりません(笑)。

内藤: 今回、河合さんと対談させていただいて、河合さんのぶっちゃけキャラがいいなーと思いました。華麗な経歴の人だから、正直ちょっとお高くとまった人かなって勝手に想像していたんですよ。

河合: あまりにぶっちゃけで、がっかりしたでしょ?(笑)。

内藤: 僕がくだらないこと言ったら、「なんかあなたの言っていること、意味わからない。どこで勉強されたの?」って、つっこまれたらどうしようと、ハラハラしてましたが、まったく違う。そこが河合さんの魅力なんじゃないかと思います。

河合: 年を重ねるうちに、多面性を出せるようになってラクになってきました。20代は、「お高くとまっているキャラ」に見せていたような気がしますが、30代になってからは「庶民的キャラ」でいいんだって、自分を認められるようになって。それから人生がラクになってきましたね。

 それでも、ある編集者から「もっと自分を出していいんだよ」と言われときは、だれも私の言葉なんて欲しがっていると思えなかったので、ついつい一般的な理論や、勉強した知識を語ってみたりして。でも40歳過ぎてやっと、私の言葉で書いていいんだと思えるようになったんです。

内藤: 河合さんが連載されているWeb版「日経ビジネス」・上司と部下の力学」の連載は、まさに本音で語られていて読み応えありますね。河合さんの素直な意見が出ているように感じますね。

河合: つっこみどころ満載でしょうね(笑)。

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(ないとう・しのぶ) 株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長。
1986年東京大学経済学部卒業。91年、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)。住友信託銀行、シュローダー投信投資顧問株式会社、マネックス証券などを経て2005年11月より現職。「日経マネー」などの雑誌での連載コラムや、テレビ、ラジオのコメンテーターとしても活躍。また、早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学をはじめとするマネーセミナーや講演活動も行う。主な著書に10万部を超えるベストセラーとなった『内藤忍の資産設計塾』(自由国民社)シリーズのほか、『60歳までに1億円つくる術』(幻冬舎)『初心者は株を買うな!』(日本経済新聞社)、『内藤忍の「好き」を極める仕事術』(講談社)など多数。


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