田代まさし「覚せい剤で再逮捕」…薬物依存症の治療は失敗だったのか

まだ薬物との闘いに負けたわけではない
原田 隆之 プロフィール

國母選手の逮捕

また奇しくも同じ日に、スノーボードの元オリンピック代表である國母和宏さんが、営利目的で大麻を密輸したという容疑で逮捕された。

密輸した量は、普通の使用であれば100回以上の使用に相当する量の大麻だったというから、営利目的とされたのである。ただし、本人は密輸については認めているが、営利目的は否認しているという。

 

同じ薬物犯罪であっても、個人での所持や使用と営利目的での所持とは罪の大きさがまったく違う。

薬物使用は、犯罪であるとは言っても、脳が薬物におかされ、「やめたくてもやめられない」という状態に陥ってしまう病気でもある。だから、本人の意志とは裏腹に使用を継続してしまうという点が、田代さんの今回の逮捕でも同情を集めたのである。

しかし、営利目的となれば、それはどう考えても「故意」の犯罪であり、多くの人々を巻き込むきわめて悪質な犯罪である。

若者の大麻使用が増加傾向にある今日、もし営利目的というのが事実だとすれば、スノーボードの世界で多くの若者の憧れの的であった國母選手が犯した罪は、非常に大きいと言わざるを得ない。