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# 医療

衝撃のHIV感染者「内定取り消し事件」が、日本人に投げかける問題

もはや「死の病」ではない

「HIV感染者」の就職内定取り消し事件

「HIV」、「エイズ」と聞いて多くの人が連想するのはどんなことだろうか。

世の中で数ある病気の中でも、おそらく多くの人がかなりネガティブなことを思い浮かべるのではないだろうか――。

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しかし、そうしたイメージは既に過去のものだ。だが、まだ過去のイメージを引きずったままの状況が、一般人はおろか医療従事者の一部でも存在しているようだ。

そのことを象徴するような民事裁判の判決が2019年9月、札幌地裁で下された。

 

この裁判は社会福祉法人・北海道社会事業協会が運営する病院に社会福祉士(ソーシャルワーカー)として就職しようとしたHIV感染者の男性が、感染の事実を病院に予め告げなかったことを理由に病院側が就職内定を取り消したことを不当だと訴えたものだ。